KOGANEZAWA SATOSHI
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6/18/2020

 
10時をめどに4年生の何人かが来校し、アトリエの場所決めが行われる。敷居としての大きなパネルなどを移動・設置などして、がらんとした大きな空間内が、ソーシャルディスタンシングを気にしつつも、区切られる。個々の場所が作られる。

そして彼らの大きな手伝いがあって、明日予定されている1年生の顔合わせ場所のセッティングを行う。「本来ここにないもの」たちの大移動が行われる。主に在学生たちの作品群で、その作品群は学年の変わり目、アトリエの変わり目で本人の手によって次の場所へ動かされるものなのだが、COVID-19によって来校すらすることができなくなったため、そのようなこともかなわなかった。動かして、1年生のための場所を作る。

午後、長沢明先生が主に担当している美術科共通演習の授業でレクチャー。これは美術科の日本画コース以外の学生たちが受講しているもので、各学生は現在《随身庭騎絵巻》(鎌倉時代)の模写にリモートで(つまり自宅で)取り組んでいる。そもそもなぜ「模写」という行為が、これだけ複製の発達した時代で必要なのか? ということを、模写の意義について歴史的背景をまじえながら話をする。別の機会にも、日本画コースの学生たちにこんな話をしたことを思い出す。とはいえ、模写の専門家ではないため、その現在(性)について私はもっと勉強しないといけないな。

定例の「日本画考」では「日本画」という言葉・概念についての話。先週の「レポートをどう書くか」と実は通じるところがあり、つまりそれは「言葉」をどう考えるか、自分のものににするか、そういう話だということ。やってみないとわからないのだが、シラバス通り、いい流れで話ができているような気がする。しかしどこかで「これは違うかもしれない」と思った場合、話すことを変える必要はもちろんある。計画は大事だが、ライブであることを授業では第一に考えたい。

夜、会合。

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