KOGANEZAWA SATOSHI
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7/31/2020

 
午前中から、8月1日、2日と開催されるWEBオープンキャンパスの準備。大学全体としての催しがあるが、日本画コースでの独自のプログラムとして「日本画WEBオープンスクール」と題し、レクチャーから実技実演まで、教員によるオンライン授業を行う予定。随時受験生からの面談希望も受付している。準備では、当日手伝ってくれる学生たちと、オンライン授業現場のセッティングや、zoomによるブレイクアウトルームの使い方の確認など。慌ただしいが、例年のオープンキャンパスの準備はもっと大変だという。想像がつかないが、そうなんだろう。「対面」(という言葉も使い慣れたが、特別視するのも不思議な気がする)で、「これまで通り」のオープンキャンパスが、今後開催されることはあるのだろうか。

こんな日記を書いていたせいか、広報課の須貝さんから声をかけられ、大学のWEBマガジン『GG』で連載をすることになった。今日の公開記事が第1回。「小金沢智の、東北藝術道」という。素晴らしいロゴを多田さやかさんが作ってくださり、その作品が生まれたことで既にもう満足してしまっている私がいるが、月に1回、頑張りたい。こちらからご覧いただけます。

今日はさらに、前職・太田市美術館・図書館の仕事を振り返る動画も公開された。収録は3月17日。撮影してくださった岡安賢一さんが、編集を丁寧にしてくださっていた。岡安さんとは知り合っていつの間にか長くなる。中之条ビエンナーレ2012に私が参加した際の展示を見てくださったのがきっかけで親しくなり、太田では素晴らしい映像を何度も撮ってくださった。そして今回の映像はほぼ独演のようになってしまっているが、美術家の片山真理さん、写真家の吉江淳さんが話に付き合ってくださった。そしてこの三人だからこそできた話であることは間違いない。どうもありがとうございました。
動画はこちらからご覧いただけ、今後8月中旬、9月上旬と、あと2回公開の予定です。40分強と大変長いため、お気をつけてご覧ください。

これで私が前職場に対して言いたいことはほぼなくなった。成仏。

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7/30/2020

 
「日本画演習1」の板絵制作では、末永先生と途中経過の確認とコメント。

定例の「日本画考1」(これまで、1をつけていなかったかもしれないが、つく。後期が2)では、平成時代の日本画についてレクチャー。これも本当はもう一コマくらい必要であったかもしれない。全般的に近代の再考がなされる時代における「日本画」の再考。村上隆『SUPERFAT』(マドラ出版、2000年)を読み直し、授業でも紹介する。

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7/29/2020

 
大雨の影響が朝まで続く。私はもともと午前中の授業は受け持っていないが、1限は休講となり、警戒解除となった2限から開始。

先週に引き続き、4年生の卒制プラン発表。これで彼らは前回・6月に引き続き、今期2回目の発表が終わったことになる。2回の発表を聞いて感じたのは、苦手だと思っている人も多い「言語化する」という行為、他者におもねるのではまったくなく、制作動機を作品として発展させ、よりよいものにする過程のひとつと考えて取り組んでくれるといいなと思う。「言語化する」のは、「他者への説明をうまくする」のが目的ではない。プレゼンテーションという意味ではそれもあるが、第一はその行為を経ることで自分の作品をより突き詰めてもらいたいということだ。それが、私の想像の「はるか先」をいっているなら、私はいったん置き去りにされてもどうにかついて行きたい。プレゼン上手になってくれと言っているのではない。自分に嘘をつき、誰にもわかりやすい作品を作ってくれと言っているのでもない。作りたいと思うものがある。ただ、その作品が、誰か・つまり他者が見ることを前提とするものであるなら、作家と鑑賞者が違う人間だからこその考え方の差異がこうあるんじゃないか、ということを話したい。

そしてこの私の前提には、「絵とはいつまで経ってもわからないもの」がある。絵を、美術や芸術に置き換えてもいい。だからこそ、常に「いま時点の途中」で話さなければならない。そこで嘘はついてはならない。そのことに自覚的であること。だから死ぬまで考え続ける必要があること。そういうことがあることの面白さとともに生きること。

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7/28/2020

 
山形は朝から大雨。10時から4年生のアトリエ設営だったが、天候による学生の危険を考慮して延期。そうこうしていると、山形の各地で大雨洪水警報、土砂災害警戒警報など情報は刻一刻と変わり、スマホのアラームがけたたましい。大学の位置する滝山地区も警戒レベル4・避難勧告対象地域となり、午後4限以降の授業は休講、教職員も早期退勤が命ぜられる。今日は学部だけではなく大学院の授業も受け持つものがあったのだが、来週に延期か。帰宅後、自宅近辺はそれほどの雨でもないが、場所によってはやはり被害が大きそうだ。拡大し、深刻化しないことを願う。

4月28日から毎日更新をモットーにはじめた「山形日記」、今日でまるまる3ヶ月。やればできる。が、書籍化の依頼はまだない。

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7/27/2020

 
車検のため朝一で山形日産へ。夕方には終わるとのことで、授業準備のため大学で仕事をしつつ、ひと段落したところで「もののけ姫」を見るため山形駅近くの映画館・ソラリスへ。

「もののけ姫」の本来の公開は1997年7月。つまり私が高校1年生の頃だ。映画館で見たのかどうか、正直記憶にないが、テレビでも頻繁にやっていたのでもちろん内容は知っている。けれども、37歳になったいま見ても抜群に面白い。というか、たぶん見ながら違うことを考えている。いや、当時どういう風に見ていたのか覚えていないのだが。それぞれの「正義」「理念」に基づき行動する人、動物、そして神々や異形のもの。サンがアシタカとの暮らしを拒んだことが、いまの私にはとても重いメッセージを持ったものとして感じられる。良い悪いではなく。

ところで映画館では後ろに日本画コースの学生がいたらしい。Twitterでリプライをもらい知る。山形に来てから、「○○にいましたか?」という連絡がたまにあり、あるいは歩いていて偶然出会ったりもして、これまでとは違う、はじめての距離感の生活圏だなぁと実感する。
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    ・「山形日記」(2020/4/28-)

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