KOGANEZAWA SATOSHI
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6/30/2020

 
今日で6月も終わりだという。梅雨なわけだが、雨がそれほど多く降らないし、山形は湿気があまりないためか、(それが例年のことなのかどうかわからないが)、梅雨という感じがしない。つまり6月という感じがしないまま6月が過ぎて行ったわけだ。4月28日から書いているこの日記も一応3ヶ月目に突入してしまった。今の職場は出勤簿にハンコを押して月初に提出する格好なので、あのとき何をしていたのかの備忘録になっていてとても私自身の役に立っている。

美術科の日本画コース以外の学生たちが受講する「共通演習B」では、「共通演習A」に引き続き、学生たちが模写に取り組む。対象は《随身庭騎絵巻》である。名作だ。今日が初回で、末永先生が模写や日本画材についての基本的な話をしてくださる。私も違う視点から模写と絵巻物についての短いレクチャーをしたのだが、これが自分で勉強しているとなかなかというか、かなり面白い。模写とは何か。どういう意味がある行為なのか。興味は尽きず、手引きなど買い集めつつある。知らないことを知ることは楽しい。果てがない。

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6/29/2020

 
昨年度から武蔵野美術大学日本画科の非常勤講師を務めており、今年度も在籍してる。今日は、午前は1年生、午後は2年生を主な対象にして、「作品制作と美術史」「作品制作とキュレーション」と題した60分ほどのレクチャーを行う。山形に越してしまったのでなかなか授業に行くのも大変だと思っていたが、オンラインだと物理的距離を超えて仕事ができるというのはありがたい。現場で作品を見ることはもちろん大切だが、作品制作をめぐる思考についての話はまとまった時間をもらって講義形式にした方が自分の伝えたいことを話すことができる。学生のほか、岩田壮平先生や、非常勤の阪本トクロウ先生、中村ケンゴ先生も聴いてくださったようで、終了後しばし雑談。とはいえ雑談していると、アトリエに実際に行きたいなとなる。秋には行けるだろうか?

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6/28/2020

 
職場のWEBオープンキャンパス。受験生面談、コース紹介、講義などがオンラインで行われ、日本画コースでは独自のプログラムとして、午前中は「アーティスト&キュレータートーク」、午後は「日本画ラウンジ」と称し、入学を検討する受験生に向けて、「本学の日本画コースにはどのような仕事をしている教員がいて、どういったカリキュラムで未来を見据えているのか」ということをライブ配信でお話しする。zoomで広く公開したプログラムであったため、思った以上の参加者数が見られた。どれだけ受験生がいたのかはわからないが、普段まとまった時間がなかなか取れない教員間の建設的なディスカッションの場にもなった。三瀬先生が日本画について「新しい線を引きたい」を話していたことが強い印象として残る。批評は解剖であり、制作は生成なのだなと、自分の仕事と比べて思う。理念として2020年から掲げることになった「日本画ルネサンス」についても、さらなる検討を進めたい。

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6/27/2020

 
東京へ。日本橋三越本店MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYの梅津庸一のキュレーション展「フルフロンタル 裸のサーキュレイター」、東京ステーションギャラリーの「神田日勝 大地の筆触」展が、それぞれ会期終了間近であったので、約3ヶ月ぶりに新幹線に乗る。東京自体いつ以来なんだと思いSNSを遡ってみると、おそらく3月21日にアーツ千代田 3331へ行った以来か。アートフェア帰りに、上野の立ち飲みで飲んだことが思い出された。今は昔。

ふたつの展覧会を見た後、友人の画家が、普段と違う場所で描いている、ということで現場を見せてもらう。会うとき手を差し出す(握手する)その友人の、いつものふるまいがないところに、この状況を改めて考えさせられた。お互い気遣っている。絵は、制作途中の状態を画像で送ってもらって見ていて、途中でもひきこまれるものだったが、現場で見た完成間近の作品は、それをはるかに超え出る力強く、彼にとっても新しい実験の認められるものだった。力をもらう。夜、オンラインミーティングが予定されていたため、16時の新幹線で帰路。じゅうぶん日帰りできるとわかったのも収穫だった。

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6/26/2020

 
6月28日に実施するWEBオープンキャンパスの会議と準備。日本画コースでは教員5名で独自にライブ配信をほとんど終日することになり、当日教職員以外は誰も入ることはできないが、アトリエをセッティングしてそのための場作り。先生方は作品や素材、モチーフを、私は書籍などを持ち寄る。展覧会の設営のようで楽しい。当日は10時30分から16時まで(12時から13字30分は昼休憩)、zoom(ミーティングID: 911 4729 9692)にて、受験生にかぎらずどなたでも聴講することができる。
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