KOGANEZAWA SATOSHI
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8/22/2020

 
宿泊先のホテルと、のっけ丼の食堂が歩いてすぐだったため、まずのっけ丼を楽しみ、その後ホテルの朝食も食べるという乱暴な食事を朝からしてしまう。

弘前れんが倉庫美術館の「2020年 開館記念 春夏プログラム Thank You Memory — 醸造から創造へ —」を観覧後、同じく弘前市内のギャラリー森山(弘前市樹木2)で開催中の「ゆうれい展」を見る。津軽エリアの7寺院が所蔵する幽霊画の展覧会で、毎年恒例の企画として行っているという。奥脇さんのFBで知ったのだった。江戸時代から現代までの幅広い時期の、幽霊や死者がモチーフの作品が展示されている。幽霊画の祖と言われる円山応挙の模写らしき作品もあり、幽霊という目に見えない存在が描かれること、その形式や様式の継承というのは面白いものだと思う。

弘前からグッと南下して秋田へ。秋田県立博物館の企画展「蓑虫山人-秋田を歩いた漂泊画人」を見たいと思っていたのだった。蓑虫山人という不思議な雅号のこの画家は、岐阜県出身で、諸国を遍歴して絵を残した人物。秋田にもゆかりがあり作品が残っている。それらは文人画の影響をうかがわせるものだが、力の抜けたようなやわらかい作品群にとても惹かれる。一方で、古物などのスケッチも残しており、考古学的にも重要な仕事をしたという。興味深い作家で、これが無料で観覧できるというのは秋田県立博物館の懐の大きさを感じる。COVID-19の影響で作品借用は行わなかったと説明されていたが、ぜひいつか秋田県内などに残る作品などを集めた大展覧会を勝手に期待している。

秋田市内では渡辺豊和の設計による体育館がすさまじいもので、つい車を敷地内に停めてぐるりと一周してしまった。中は残念ながら見られなかったが、なんとも言えない迫力を持つ建築物。

秋田公立美術大学の石倉敏明さん、尾花賢一さん、そして来年開館予定の秋田市文化創造館の橋本誠さん、熊谷新子さんとお会いする。橋本さん、熊谷さんがまさか秋田で仕事を始められるとはと、心強い。

宿泊先のドーミーイン秋田では立体駐車場でミラーを折り畳むよう言われたものの、私のラシーンは折りたためないのであった。なんとか駐車。とてもきれいなホテルだったのでまた秋田に来るときは使いたい。

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