このごろ、作家とまとまった時間話をする機会があり、それがとても楽しいです。8月9日(土)には、サイトウケイスケさんの個展「BADTENDER」(ART SPACE BAR BUENA)のクロージングイベントとして、サイトウさん、そして梅津庸一さんと話をしました。サイトウさんとweb上で交わした往復書簡「31才のリアリティ」をきっかけにしたもので、これは同じく1982年生まれである私がサイトウさんに、作家としての思考や作品のバックグラウンド、居住する土地などについてうかがったもの。その後日談として行われた対談は、梅津さんがいることで、ふたりで行っていたときには届かなかった場所に話が行き着いたように思います。
31才のリアリティ[サイトウケイスケ×小金沢智](前編) http://www.art-critic.org/2014/04/31.html
31才のリアリティ[サイトウケイスケ×小金沢智](後編) http://www.art-critic.org/2014/07/31.html
昨日8月11日(月)は、ひょんなことから、画家の内海聖史さんと山梨県の富士吉田市へ。大野智史さんがオープンスタジオをしているということで、見学しに行きました(そういえば内海さんも大野さんも私も「さとし」です)。その町はどこにいても富士山が見えるというすさまじい場所で、大野さんのアトリエもとても個人で使っているとは思えない巨大な空間。鉄筋で、元工場とかでしょうか。天井高6〜7メートルくらいはあったように思います。アトリエでは、福永大介さん、西村有さん、山田理恵さんをゲストに迎えた、4人のグループ展「Painting for Critical Passion!」が開催されていました。
見応えのある展示だったのですが、会場では大野さんがなぜこの企画を立案したのか、その主旨の文章が配布されていて、こういうことは本当にとても大事だなと思いました。作家が主体的に作品や企画をしっかり言葉にして伝えようとすることの重要性を、このごろよく考えます。この意味で、作家へのインタビューや作品についての聞き取り調査のようなものが、もっと増えればよいなと思います。たとえばギャラリーが所属アーティストのインタビューを定期的にすると、それは作家のアーカーヴとして、作家の思想や作品を伝えるものとして、とても大事なものになると思うのです。とはいえ、簡単なことではないのは間違いなく、私も個人的にやりたいという気持ちがあるものの、なかなかできません。
大野さんのスタジオに行くまで知らなかったのですが、当日は「富士吉田芸術倉びらき2014」(富士吉田みんなの貯金箱財団主催)というイベントが行われていて、大野さんのオープンスタジオ以外にも、町の各所の空間を使って展示が行われていました。そちらも見に行ったのですが、どこもスタッフの人がおらず無人だったことを、私は勝手に心配してしまいました。町中で行われるアートプロジェクトについては、いろいろと考えることがあります。大野さんのオープンスタジオもふくめ、「富士吉田芸術倉びらき2014」は8月17日(日)まで開催しています。
大野智史 Open Studio
http://www.tomiokoyamagallery.com/index2/wp-content/uploads/ohno-openstudio-access-2014.pdf
移動の車中では内海さんととにかく美術の話。朝から晩まで喋って、楽しかったです。
31才のリアリティ[サイトウケイスケ×小金沢智](前編) http://www.art-critic.org/2014/04/31.html
31才のリアリティ[サイトウケイスケ×小金沢智](後編) http://www.art-critic.org/2014/07/31.html
昨日8月11日(月)は、ひょんなことから、画家の内海聖史さんと山梨県の富士吉田市へ。大野智史さんがオープンスタジオをしているということで、見学しに行きました(そういえば内海さんも大野さんも私も「さとし」です)。その町はどこにいても富士山が見えるというすさまじい場所で、大野さんのアトリエもとても個人で使っているとは思えない巨大な空間。鉄筋で、元工場とかでしょうか。天井高6〜7メートルくらいはあったように思います。アトリエでは、福永大介さん、西村有さん、山田理恵さんをゲストに迎えた、4人のグループ展「Painting for Critical Passion!」が開催されていました。
見応えのある展示だったのですが、会場では大野さんがなぜこの企画を立案したのか、その主旨の文章が配布されていて、こういうことは本当にとても大事だなと思いました。作家が主体的に作品や企画をしっかり言葉にして伝えようとすることの重要性を、このごろよく考えます。この意味で、作家へのインタビューや作品についての聞き取り調査のようなものが、もっと増えればよいなと思います。たとえばギャラリーが所属アーティストのインタビューを定期的にすると、それは作家のアーカーヴとして、作家の思想や作品を伝えるものとして、とても大事なものになると思うのです。とはいえ、簡単なことではないのは間違いなく、私も個人的にやりたいという気持ちがあるものの、なかなかできません。
大野さんのスタジオに行くまで知らなかったのですが、当日は「富士吉田芸術倉びらき2014」(富士吉田みんなの貯金箱財団主催)というイベントが行われていて、大野さんのオープンスタジオ以外にも、町の各所の空間を使って展示が行われていました。そちらも見に行ったのですが、どこもスタッフの人がおらず無人だったことを、私は勝手に心配してしまいました。町中で行われるアートプロジェクトについては、いろいろと考えることがあります。大野さんのオープンスタジオもふくめ、「富士吉田芸術倉びらき2014」は8月17日(日)まで開催しています。
大野智史 Open Studio
http://www.tomiokoyamagallery.com/index2/wp-content/uploads/ohno-openstudio-access-2014.pdf
移動の車中では内海さんととにかく美術の話。朝から晩まで喋って、楽しかったです。