KOGANEZAWA SATOSHI
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7/6/2015

 
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今年の5月から美学校の超・日本画ゼミで講師をしています。超・日本画ゼミは、間島秀徳さんを講師に、2012年春に開講した日本画を学ぶ講座で、実践的な絵画原理の探求を目指す場です。詳しくはこちら。

超・日本画ゼミ(実践と探求) 間島 秀徳 + 小金沢 智
http://bigakko.jp/course_guide/pict_sculpt/nihonga/info

私は間島さんにお声がけいただいて、美術史を研究する立場から講義を行っているのですが、日本画の話だけしているわけではありません。前回の講義では、内海聖史さんの作品を教材のひとつに使わせていただいたので、ここで紹介したいと思います。

当日はまず、六本木ヒルズのA/D Galleryで開催中の内海さんの個展「moonwalk」見学に行き、その後美学校の教室に戻り、私が以前購入して所有している《色彩の下》を見てもらいました。7/12(日)まで展示中の《moonwalk》(oil on canvas 2015年)は、10000×760mmという巨大な作品で(ただし、今回、縦10000mmで展示はされていません)、一方《色彩の下》(oil paints,cotton 2009年)は、5×5cmの、私の手のひらを少しはみ出すくらいの小さな作品(掲載写真)。


日本画でも、床の間芸術、会場芸術(川端龍子)、卓上芸術(鏑木清方)という言葉があるように、空間と絵画との関係をどう考えるか、作品のサイズとは、スケールとは…と考えることは非常に大事なことだと思います。とはいえ、この観点から龍子と清方の作品を比較して同時に見ることは難しいので、どうしようかと思っていたのですが、そうだ、内海さんが今やっているじゃないか! と。

ちょうど美学校の壁面にビスが打ってあったので、展示した様子もアップします。既存のビスを使っているので、作品に対して出ている部分が長すぎて、絵がちょっと浮いていますね。美学校事務局の「思いやりの心を持って作業しよう。」がいい感じです。
絵画は基本的に壁がなければ展示できませんが、しかし壁さえあればそこが美術館やギャラリーでなくても展示できるという意味で、自由だなと思いました。

なお、《moonwalk》はA/D Galleryで7/12まで見ることができますので、ぜひ実見されることをおすすめします。
詳細は内海さんのブログからどうぞ。

色彩の下
http://uchiuminfo.exblog.jp/

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