KOGANEZAWA SATOSHI
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7/27/2019

 
2007年12月、金子朋樹が中心となり結成し、私も一員である日本画のグループ「ガロン」7年ぶり3度目の展覧会を、東北芸術工科大学を会場に開催します。
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開催概要

展覧会名称:ガロン第3回展「metamorphosis」
ガロンメンバー:市川裕司、大浦雅臣、金子朋樹、小金沢智、佐藤裕一郎、西川芳孝
会期及び会場:2019年9月4日(水)-10月9日(水)午前 9時-午後5時

 前期:第1部metamorphosisⅠ「時間」|9月4日(水)—9月20日(金)
 会場:東北芸術工科大学 本館7階ギャラリーTHE TOP全面、
本館1階ギャラリーTHE WALL
 後期:第2部metamorphosisⅡ「空間」|9月23日(月)-10月9日(水)
 会場:東北芸術工科大学 本館1Fエントランス南スペース、本館1階ギャラリーTHE WALL

休館日:土曜日、日曜日、祝休日(ただし9月28日、10月5日は特別開館)
観覧料:無料
主催:ガロン実行委員会
協力:東北芸術工科大学/東北芸術工科大学美術科日本画コース


趣旨文
東北芸術工科大学(山形県)には構内にいくつかの展示スペースがある。今回本展で使用するのは、本館7階のギャラリーTHE TOP、1階のギャラリーTHE WALL、同じく1階の南エントランススペースである。これらはいずれもサイズや作りをはじめとする仕様がまったく異なっていて、たとえば1階の南エントランススペースは展示壁面を持たない。したがって、展示する場合は展示台や仮設壁を用意する必要があり、どちらかというと、そもそも壁を必要としない立体やインスタレーション作品の展示に向いている。
「画論」をグループの由来とする日本画が出自のわれわれ〈ガロン〉は、この度、この三つのスペースで段階的な展示を試みる。つまり、前期として展示壁面のあるギャラリーTHE TOPとギャラリーTHE WALLでまず展示を行い、ギャラリーTHE TOP終了ののちは、後期として同所で展示した作品の一部を南エントランススペースに持ち込む。このとき、展示ではふたつの「変身」(メタモルフォーシス)が起こっている。すなわち、ギャラリーTHE TOPとギャラリーTHE WALLでは、主に2000年代前半から発表を継続している作家のキャリアのなかで異なる時期に描かれた複数作品を展示することによる作品内容の「変身」が、そして、ギャラリーTHE TOPと南エントランススペースでは、壁のある空間からない空間へと展示場所が変化したことによる作品形態の「変身」が。ギャラリーTHE TOPと南エントランススペースは壁面の有無という、絵画作品の展示にあたってはきわめて大きな違い(障害とも言える)があるので、7階で展示した作品はそのまま持ってきては本来的には展示ができない。しかし、われわれは作品は変えず、展示方法の変更を試みることで、作品形態の新たな展開・更新を実現したいと考えている。
近世以前の日本の絵画が建築に付随し(屏風、衝立、襖絵等)、近代以降の日本画が展覧会及び美術館という制度の確立によって特定の建築から離れ、ポータブルな存在となったことを考えると、これは退行のようにも見えるかもしれない。だが、われわれがここで実現しようとするのは、建築からの自立(前者)と、建築への接近(後者)の双方であり、このふたつの対極的な展示を通して、自らの絵画の形式を問い直すとともに、新しい作品の可能性について模索したいと考えている。「時間」(前期)と「空間」(後期)の変化がわれわれにどのような「変身」をもたらしたか、ふたつの会期を通し、その顛末を見届けていただきたい。[小金沢智(ガロンメンバー、日本近現代美術史)]

関連イベント

出品作家による展覧会をめぐるトークイベントを実施します。
日時:2019年10月5日(土)午後2時〜
会場:
東北芸術工科大学本館1階ギャラリーTHE WALL
参加費:無料。直接会場にお越しください。


ガロンとは
「ガロン」は、2007年12月に結成された市川裕司、大浦雅臣、金子朋樹、小金沢智、佐藤裕一郎、西川芳孝の6名からなる構成される作家グループです。市川裕司、大浦雅臣、金子朋樹、佐藤裕一郎、西川芳孝は日本画を出自とし、また小金沢智は日本美術史研究、美術評論を専門としています。「日本の伝統的絵画を出自としている私たちに提示出来るものは何か」という思いから作家主体の自主企画として2007年に発程しました。日本の伝統的絵画の文脈を通じて得られたものを、私たちの世代が歩んできた時代背景を通して表現及び発表というかたちで昇華することを目的としています。
2010年6月に、寛文10年(1670年)に創建された東京都港区白金台三丁目にある禅宗寺院「瑞聖寺(ずいしょうじ)」寺院内にて「ガロン第1回展」、2012年2月に埼玉県川口市所在の旧田中家住宅(国登録有形文化財)にて「ガロン第2回展 『日本背景』」を開催しています。


galon2007.themedia.jp/

アクセス
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<山形駅から大学までのアクセス>
■路線バス
JR山形駅東口バスプール5番乗り場から「東北芸術工科大学前ゆき」約20分。 
バス時刻表

<東京方面からのアクセス>
■山形新幹線利用の場合
東京駅→[直通150分]→山形駅→[バス20分]→東北芸術工科大学
※山形駅前5番バス乗り場「芸術工科大学前ゆき」乗車

■高速道路利用の場合
浦和IC→[東北自動車道200分]→村田JCT→[山形自動車道40分]→山形蔵王IC→[一般道10分]→東北芸術工科大学

■航空機利用の場合(2018年3月現在)
羽田空港 →[1日2便 約60分]→山形空港 
大阪空港 →[1日3便 約85分]→山形空港 
名古屋空港→[1日2便 約75分]→山形空港 
新千歳空港→[1日1便 約60分]→山形空港

山形空港→[バス40分]→山形駅→[バス20分]→東北芸術工科大学

東北芸術工科大学 交通アクセス・地図

東北芸術工科大学
〒990-9530 山形県山形市上桜田3丁目4番5号 
TEL:023-627-2000(代表)/FAX:023-627-2081
ガロン第3回展「メタモルフォーシス」.pdf
File Size: 3661 kb
File Type: pdf
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    ・「山形日記」(2020/4/28-)

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