散歩がてら買い物をしようと思い七日町の無印に行くと、店舗が入っている複合施設ビル(アズ七日町)が5月2日から6日まで臨時休館で閉まっていた。ここには2階に山形県芸術文化協会が運営する山形県芸文美術館があり、引っ越し間もない頃見に来たことがある。当時も現在も、第3回中央展出品作品選抜絵画展を開催中(5月10日まで)なのだが、臨時休館明けには開くのだろうか。ここはいわゆるコレクションを持つ美術館施設ではなく、HPにも「山形の芸術文化作品の展示・発表・鑑賞及び販売を目的としています」とあるように、いわゆる貸しスペースとして運営がなされている。山形には県立美術館がなく、山形市内にある山形美術館は、山形新聞、山形放送グループ、山形市が出資する形で財団法人として開館した施設だ。その山形美術館も、4月25日から5月10日まで臨時休館をしており、残念ながら引っ越してからは訪れることができていない。美術館に行くことができない状況がひと月続いている。
山形は野菜が美味しいからとできるだけスーパーで買い物をして自炊をしているのだが、こうも「自炊しなければならない状況」が続くと飽きてくる。結局、入ったことはないものの、気になっていた餃子屋(大衆酒場みつ星餃子)がテイクアウトをしていたので、いくつか店頭で注文。15分ほどでできるとのことで、その間近くを歩いてみるものの、やはり人通りは少ないし、開いている店も少ない。
半袖で十分という陽気だったが、これで外に出ることができないというのは、理屈としては理解ができるものの、人間は理屈だけで生きているわけではないのが難しい。そのときたまたま着ていたTシャツは、友人からの沖縄土産で、写真家・石川竜一のプリントがコラージュのように前面に配され、背面には「home work」とプリントされている。作品のシリーズ名だ。その個展が行われたThe Third Gallery AyaのHPによれば、同作について作家が言うには、「この作品は僕の家と踊り場から撮影した写真です。政治的なことを孕んでいますが、それ以上にとても個人的なことです」とのこと。私たちは今、それぞれの立場で、「home work」に取り組んでいるのかもしれない。
山形は野菜が美味しいからとできるだけスーパーで買い物をして自炊をしているのだが、こうも「自炊しなければならない状況」が続くと飽きてくる。結局、入ったことはないものの、気になっていた餃子屋(大衆酒場みつ星餃子)がテイクアウトをしていたので、いくつか店頭で注文。15分ほどでできるとのことで、その間近くを歩いてみるものの、やはり人通りは少ないし、開いている店も少ない。
半袖で十分という陽気だったが、これで外に出ることができないというのは、理屈としては理解ができるものの、人間は理屈だけで生きているわけではないのが難しい。そのときたまたま着ていたTシャツは、友人からの沖縄土産で、写真家・石川竜一のプリントがコラージュのように前面に配され、背面には「home work」とプリントされている。作品のシリーズ名だ。その個展が行われたThe Third Gallery AyaのHPによれば、同作について作家が言うには、「この作品は僕の家と踊り場から撮影した写真です。政治的なことを孕んでいますが、それ以上にとても個人的なことです」とのこと。私たちは今、それぞれの立場で、「home work」に取り組んでいるのかもしれない。