KOGANEZAWA SATOSHI
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8/21/2014

 
まだ8月上旬くらいの気持ちでいるのですが、8月の終わりも目前で気持ちがついていけません…。

思えば昨年の8月は「中之条ビエンナーレ」にグループ・イマジンで参加したため、その準備をしていました。十二みますという2階建ての元民宿を会場に、「中之条の町に星の家を作る」というプランを立て、「星」をモチーフにした作品で構成しました。

そのとき2階で行ったのが、365日天文についてのエッセイをつづった天文民俗学者・野尻抱影(1885-1977)の著作『星三百六十五夜』(1955年)から着想を得た作品を12名の作家が制作し(それぞれの作家が誕生日の日の『星三百六十五夜』の文章からイメージして作品を作る)、それに対して私が文章を書くというものです。その文章とは、研究でも批評でもない、とても短い物語のようなもの。それを12名12作品分書き、会場に作品とともに展示しました。

あれから1年が経ちますが、思いがけずこの試みがかたちを変えて今も続いています。

ひとつは、中之条ビエンナーレに同じくイマジンとして参加した多田さかやさんとの「星の船」。これは「中之条の町に星の家を作る」のスピンオフというか、「そのさらに続き」の物語を、多田さんの絵と、私の言葉で紡いでいこうというものです。毎月1日に私の文章を、毎月15日に多田さんの絵をwebでアップしています。事前に打ち合わせをすることなく、文章から絵を、絵から文章を、ただただ続けていくその先がどこに着地するのかわかりませんが、これからも継続していきたい試みです。

星の船
http://hoshinofune.tumblr.com/

もうひとつは、この「星の船」がきっかけで、多田さんが在籍する東北芸術工科大学准教授の三瀬夏之介さんから誘っていただき、宮城県のリアス・アーク美術館で開催される開館20周年記念展「震災と表現→BOX ART〜共有するためのメタファー展」に参加することになりました。この展覧会は、BOX ARTという形式で、震災をメタファーで表現するというものです。ここでは、私が新たに書いた物語を、三瀬さんと多田さんのふたりがBOX ARTという形式で表現してくださいます。どのようなものになるのか、私は制作の現場に立ち会えていないのでわかりませんが、とても楽しみです。9月17日(水)から11月3日(月)まで開催されます。

リアス・アーク美術館
http://www.riasark.com/

去年の夏、正直に言うとおそるおそるはじめたことが、こうして続けることで別の新しいなにかを生み出そうとしているということが嬉しいです。「星の船」とリアス・アーク美術館での展示、ぜひ、機会がありましたらご覧下さい。

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