KOGANEZAWA SATOSHI
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5/8/2020

 
今日も大学へ。終日、オンラインによるリモート授業の準備や会議など。大学に住み着いている猫のジャンゴとは、こちらの発する「ニャー」に、かなり高い割合で「ニャー」と返される関係性が築き上げられつつある。とはいえ、校舎内に入りたそうに見つめられても、現在大学は教職員以外の立ち入りを禁じているのだから、あなたもまた駄目なのだ。というかそもそも、猫が苦手な学生もおり、校舎内にはさまざまな作品やそのための機材・機器があるから、平時は「入ってきてしまったら、外に出す」ということをしているらしい。猫が校舎内に「入ってきてしまう」というのがすごいが、そういうほのぼのとした光景はいま見られない。いまが平時ではないからだ。

先日の日記で書いた、担当した展覧会「2020年のさざえ堂」の映像が完成したので、太田市美術館・図書館のYouTubeアカウントからアップしてもらった。30分弱の映像は、大嶋慎也さんによるノーカットの長回しで、リハーサル含めて何度か撮った末、OKとなったもの。そう作りましょうと提案をしてくれたのが「編集」としてクレジットされている岡安賢一さんで、それは「ディレクション」を決定的に含む「編集」にほかならない。岡安さんなりの展覧会はじめ各作品の解釈・体験が根底にあり、当日、私とも各所やりとりをしながら、どうすればこの展覧会を「映像」として残すことができるのか、熟考を重ねてくださった。緊張感のある撮影の時間を、いまも思い出すことができる。そしてそれは、臨時休館中の、職員以外誰もいない日に行われた。来館者が不在だからこそ撮影可能な映像。

しかし、敢えて言うが、来館者が不在の美術館に、どれだけの意義があるのだろうか。スーパーやコンビニが生活に不可欠であるがゆえに、それぞれが対策を講じながらオープンしているように、美術館や図書館もまた、生活に不可欠だ。「生活に不可欠だ」と言わなければ(言い続けなければ)ならない。実際、美術館に行くことができないこの一ヶ月、私の調子はまったくよくなく、これが続くと思うとぞっとする。いまこそ、「我々はハコモノではない」と、状況にあらがうときなのではないのか。もちろん、生命を第一に考えた上で。同館の臨時休館は一時解けながらも「再開」し、さらに延長されている。

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