今日からいよいよ「リモート授業」(職場でのオンライン授業の名称)のスタート。3年生の演習は、三瀬夏之介先生が主担当で、美術家の中村ケンゴ先生を非常勤講師に迎え、「画像」をテーマにしてはじまった。これは昨年度から三瀬先生が演習に取り入れたテーマで、「写生」を重視する日本画コースにあって、一見異色と言える。けれども絵画は、「対象を見て描く」だけではなく、「存在しない対象を描く」ということも歴史的に行われてきた。それを「想像力」と言い換えてもいいが、ある既存の「画像」(イメージ)を起点にして生まれる新しいイメージの創造に絵画の魔力があることは間違いなく、「日本画」でもそれは例外ではない。その授業が「オンライン」で行われることに時代を感じる。
|
koganezawa satoshi・日々のこと Archives
August 2020
Categories |