KOGANEZAWA SATOSHI
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7/21/2020

 
毎週金曜日だった日本画コース定例会議が今日から火曜日に。頭を使う会議は、週末よりも気力のある週はじめの方がいいのかもしれない。

午後、3年生の演習では展覧会の自主企画についてのレクチャー。後期、「街へ出よう」という学外・市街地での展覧会企画の演習が始まるため、戦後の読売アンデパンダン展をはじめネオ・ダダイズム・オルガナイザーズやハイレッド・センターなど、実際に美術館の外部に活動の場所を求めた作家たちの話を導入に、私がこれまで関わってきた自主企画展の話など。前者はもしかしたら日本画コースの学生には「遠い」ものだったかもしれないけれど、展覧会も、作品を展示するということも、自明のことではないということを認識した上で取り組めば、より充実したことを行えるのではないかと私は信じている。

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7/20/2020

 
土日のフィールドワーク疲れ。体を休めつつ家で仕事をし、午後は車検の見積もりで山形日産へ。20年以上前の古い車ということもあり、それなりの金額がする。車検は2年に1回だが、税金と保険代は毎年かかるため、これが「車は維持費がかかる」ということかと実感する。いたしかたない。

車検の予約をしたのち、近所の焼き鳥屋へ。開店直後のため空いているが、1時間ほどいると混んできたため退店。ついに「いつもどうも」と言われるようになってしまった。カウンターでさっと飲み、さっと食べ、さっと帰る。

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7/19/2020

2 コメント

 
昨日に引き続き、山形ビエンナーレのためのフィールドワークに同行。今日は寒河江市にある「舟着観音」へ。これは何かというと、山形の村山地方はかつて湖だったという言い伝えがある。それこそが「藻が湖」(もがうみ)であり、今回の山形ビエンナーレにおける「現代山形考」はその伝説がテーマだ。そして舟着観音とは、かつて寒河江西根と東根貴船を結んでいたその寒河江の船着場に祀られている観音像である。寺院の額には「大木山」とあり、周囲の土地と比べると数段高くなっている。なるほど登ってみると、ここから目線の先が湖だったかもしれないという想像を誘わせるものがある。

昨日同様、同地ではビエンナーレのためのインタビューが行われる。長くこの場所を守ってこられた方々がいることを、こういう機会には実感する。そしてそれは簡単なことではないということも、だ。

舟着観音のあと、同じく寒河江にある波除地蔵へ参る。江戸時代のものであることが、その石製のお地蔵様に刻まれていることからわかるなど、普段、昔であっても明治くらいが私の研究のフィールドなので、時間軸にクラクラする。でもそこに人の何かしらの営みがあった。そのことを完全と知ることはできないが、リサーチに基づき、考えることは楽しい。
2 コメント

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7/18/2020

 
オンラインによる開催が公式発表された「山形ビエンナーレ2020」内のプロジェクト「現代山形考〜藻が湖伝説〜」に参加することになった。キュレーターは前回に引き続き三瀬夏之介さんと宮本晶朗さん。私は石原葉さんとのコレクティブ(と言っても二人だからユニットか)「藻が湖新聞社」の「局長」(新聞だから編集長というよりは局長でしょう)という「肩書き」で、会期中から会期後も含めてプロジェクトをお伝えする『藻が湖新聞』を発行する。デザインはアイハラケンジさん。

そのため、今日はフィールドワークに同行させてもらい、キュレーター陣、出品作家、大学院生らと山寺にはじめて行く。高橋源吉の作品を所蔵する旧・山寺ホテルを見学させていただいた後、立石寺へ。石段が運動不足にはなかなか大変。マスクも息苦しい。が、登りきった先の頂上(と言うのかわからないが)から見える景色は素晴らしい。中性院では、ビエンナーレのインタビューとしてご住職からムサカリ絵馬についてお話を聞く場に同席する。大学院1年生の青山夢さんは、ムサカリ絵馬をはじめとして自身のプライベートも含め作品を制作するという。

インタビュー終了後、草彅裕さんに「藻が湖新聞社」のアー写を撮っていただく。恐縮。

生ビールがおいしい一日。

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7/17/2020

 
美術科の3年生対象の授業「アーティストマネジメント」は、主にゲストの方々がいらっしゃるのだが、新任ということでもあり、「美術館とアーティスト」というお題でレクチャーをする。太田市美術館・図書館でのキュレーションや、私が考える展覧会やプロジェクトを通したアーティストとの関係性についてなど。世田谷美術館在籍時、分館 宮本三郎記念美術館で企画した梅津庸一さんのデッサン講座&展覧会「拝啓、わたしが形になる時」(2015)についても、こういう機会で初めて話したな。パソコンのデータを見ていると大量の記録写真が見つかったのだった。近所の中華料理屋に梅津さんがはまっていたことを思い出す。

WEBオープンキャンパスのための日本画コース紹介動画を副手が作ってくれていて、編集を手伝う。MacのiMovieしか使えるソフトはないが、あるものでいかにいいものを作ることができるのか、ということは大事なことだと思う。ゴリゴリテロップなどを入れているとテンションも上がってくる。私はやはり、こういう「編集」という作業が好きなんだと思う。

夜、近所のラーメン屋へ。餃子をつまみ、生ビール飲みつつ、手塚治虫『火の鳥』を読みふける。

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    ・「山形日記」(2020/4/28-)

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